「自分でIoT」パッケージについて

IoTシステムを自社開発したいが、開発できる人材がいないというお客さまに向けて、以下をセットにした「自分でIoT」パッケージをご提供します。

  • 基本構成のハードウェア設計図
  • 基本機能のプログラムソースコード
  • 技術アドバイス

ハードウェアは、マイコンやセンサなどの部品をコネクタでつなぐだけで製作できます。はんだ付けは不要です。
プログラムは、子供のプログラミング教育用としても使われている開発環境を使っており、簡単に開発・カスタマイズできます。
テキスト・訪問指導などにより、IoTシステムを自社開発できるよう技術指導します。

本パッケージを利用し、提供したハードウェアやプログラムをカスタマイズすることで、IoTに精通した人材がいない企業でも、自分たちに必要な機能を組み込んだIoTシステムを、自社で簡単・低コストに開発することが可能になります。

こんな方にオススメ!

IoTの仕組みを理解できないまま、自社データの収集を他社に任せるのが不安

長期にわたり安定的に取り組むため、自社内で開発したい

将来のIoT活用に向けて、IoTに関する知識や技術を身に付けておきたい

「自分でIoT」でできること

お客さまの目的に応じたセンサ端末(ハードウェア、プログラム)を、お客さまご自身に製作していただきます。

製作にあたっては、ハードウェアやプログラムの具体的な製作方法についてはもちろん、「目的を実現するために、具体的にどのような手段をとればよいか?」、「その手段を実現するために、どのようなハードウェアやプログラムを作ればよいか?」などについても、技術アドバイスいたします。

製作したセンサ端末を、測定対象に取り付けることで、

  • 採取したいデータが、随時「Googleスプレッドシート」に保存されます
  • 採取データの内容に応じて、メール通知することができます

その他、お客さまの目的に応じてカスタマイズすることで、さまざまな方法で活用できます。

現在はサンプルとして、以下を実現するハードウェア設計図、プログラムソースコードを準備しています。

  • 光センサを3個用いて、装置の表示灯(3色信号灯)の点灯状況を検知するシステム
  • 人感センサを用いて、人の在場状況を検知するシステム
  • 磁気スイッチを用いて、装置等の動作回数をカウントするシステム

IoTシステムの開発においては、小規模にスタートし、試行→検証のループを、「何回も」、「高速に」くり返すことが重要です。その工程の全てをサポートいたします。

「自分でIoT」の特長

「自分でIoT」のシステム構成は以下のとおりです。

センサ端末とゲートウェイ(ハードウェア、プログラム)は、お客さまご自身に製作していただきます。

サンプルをカスタマイズすることで、お客さまの目的に応じたハードウェア、プログラムを作ることができます。

ハードウェアは、コネクタにケーブルを取り付けるだけで製作できます。はんだ付けは必要ありません。また、材料費は、それぞれ数千円〜1万円程度と、非常に安価に製作できます。

プログラムは、子供のプログラミング教育用としても使われている「ブロックプログラミング」開発環境を使って開発します。視覚的に分かりやすく、簡単に開発・カスタマイズできます(必要に応じて、より本格的なプログラミングについても指導いたします)。

筐体の3Dデータも用意しています。「dmm.make」 などの3Dプリントサービスに発注することで、製作してもらうことができます。

ネットワークは、IoTシステム導入場所にあらかじめ設置されているWi-Fiを利用します(Wi-Fiルータは、お客さまご自身に準備していただきます)。

採取したデータは「Googleスプレッドシート」に保存されます。GoogleスプレッドシートはGoogle社が提供している表計算アプリで、Microsoft社のExcel(エクセル)のようなものです。
データは自動的に収集・保存されます。保存されたあとは、普通に表計算アプリを利用するのと同じように、お好みの方法で活用できます。
Googleスプレッドシートは、無料で利用できるので、月々の運用コストもかかりません。

また、ゲートウェイが送信したデータを、Googleスプレッドシートに受け渡す仕組みとして、「IFTTT」というWebサービスを利用します。IFTTTも無料で利用できます。
最初に一度、アカウント登録などの設定をしておけば、後は自動処理してくれるので、普段はIFTTTに関して、何もする必要はありません。

このように、GoogleスプレッドシートとIFTTTでデータの保存・活用を行うため、特別なサーバプログラムなどは開発不要です。

なお、IoTに関する一般知識(概要、目的・手段の明確化、実現方法の具体化など)、「自分でIoT」の開発手順(全体構成、具体的な手順など)について、テキストや訪問などで指導いたします。

料金

「自分でIoT」パッケージの利用料金は以下のとおりです(2022年4月現在。料金は今後変更する可能性があります)。

  • 料金:500,000円(税込550,000円)
  • 利用条件:訪問・オンライン指導は最大5回まで。指導期間は契約後1年以内。

訪問・オンライン指導は1回3時間程度となります。訪問指導の場合、当社(兵庫県川西市)から訪問場所までの交通費については、実費を別途頂戴いたします。
訪問・オンライン指導の代わりに、メールによるサポートも承ります。メール5件を訪問1回に充当いたします。サポート期間は契約後1年以内です。

「訪問指導は不要」など、一部のみを提供することも可能です。個別のご要望に関しましては お問い合わせ よりご連絡ください。

また「訪問・オンライン指導のみ」も承ります。1回3時間程度で、料金は1回あたり 40,000円(税込44,000円)となります。訪問指導の場合、交通費実費を別途頂戴いたします。

注意事項

  • 「自分でIoT」パッケージで提供するのは、設計図、ソースコード、テキスト、技術指導などの「情報」のみです。その他の費用(部品代やネットワーク利用料金など)は含まれません。
  • 「自分でIoT」は、民生用の電子部品、Wi-Fi、一般的なクラウドサービスなどを利用したシステムですので、データが取得できなかったり、場合によっては、取得したデータが消失してしまう可能性もあります。このようなケースに対し、当社は責任を負えませんのでご了承ください。データ消失に備えて、定期的にバックアップすることをおすすめします。
  • 高度なセキュリティ対策は施しておりませんので、採取データが漏洩すると困るような場合は使えません。
  • 万が一、改善が困難な問題が生じた場合は、本サービス自体を終了させていただく可能性もあります。
  • その他、本サービスによって生じた不利益等に対し、当社は責任を負えませんのでご了承ください。

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