「生産状況確認システム」について

現場での作業の進捗を、事務所から確認することができる、中小製造業向けのIoTシステムです。

いつ、どの製品が、どの装置で加工されたか、事務所のパソコンなどで確認することができます。

カンタン・安価に導入でき、お手軽に運用をはじめられます。

こんな方にオススメ!

作業のスケジューリングが現場まかせになっており、管理者が生産状況を把握できていない。

現場からの進捗報告の負荷が高いため、報告が徹底されておらず、状況がわからない。

顧客からの生産状況の問い合わせなどに対し、現場とのやりとりでの状況確認に手間がかかる。

スケジュール変更などの要求があった際、現場に行って現状を確認しなければならない。

大がかりな生産管理システムなどは導入せず、身の丈にあわせて、カンタン・低コストに取り組みたい。

しくみ

  • 製造装置ごとに、ICカードリーダーを搭載した「IoTデバイス」を設置しておきます(マグネットで装置の側面に貼り付け、電源コンセントにつなぐだけです)。

  • 管理者は、「ICカード」を作業指示書とセットにして現場に回します。

  • 現場作業者は、作業開始時に「ICカード」を「IoTデバイス」のフックにぶら下げます。また、作業が完了したらフックから取り外します。

  • 「IoTデバイス」は、「ICカード」がフックに下げられたとき、および外されたときに、カードのIDをWebサーバに送信し、サーバ上のデータベースに保存します。
  • 「ICカード」が製品、「IoTデバイス」が製造装置をあわらしています。また、「カードがフックに下げられたとき」を加工開始時刻、「カードがフックから外されたとき」を加工完了時刻とみなします。これにより、データベースには、どの製品が、いつ、どの装置で加工開始・完了したかが保存されていることになります。
  • お客さまのPCやスマホから、Webブラウザ(Internet Explorer、Chrome、Safariなど)を使って、収集した情報(いつ、どの製品が、どの装置で加工されたか)を見ることができます。PCやスマホがインターネットにつながっていれば、離れた場所からでも情報を確認できます。

特長

Wi-Fiと家庭用電源のコンセントがあれば、簡単に設置できます。
(設置場所にWi-Fi環境がない場合の対処法は こちら

  • 短時間(IoTデバイス1台あたり1時間程度)で設置できます。
  • お客さまご自身で設置できます。
  • 近隣(大阪、兵庫、京都)のお客さまであれば、設置作業も承ります(費用は別途必要です)。

Wi-Fiと電源さえあれば設置できるので、装置の移動などにも柔軟に対応できます。

データはWebサーバに収集し、Webページとして表示されます。

  • パソコン、スマホなどで、普段お使いのWebブラウザを使って閲覧できます。
  • パソコンやスマホに、アプリなどをインストールする必要はありません。
  • インターネット環境があれば、自宅や出先など、どこにいてもデータを見ることができます。

カンタン・安価に導入でき、お手軽に運用をはじめられます。

本システムでできること

複数の製品(ICカード)、複数の製造装置(IoTデバイス)の最新状況を、一覧表示できます。

製品(ICカード)ごと、製造装置(IoTデバイス)ごとの作業履歴を、グラフ表示して確認できます。

特定の製品(ICカード)、もしくは製造装置(IoTデバイス)について、加工開始・完了時にメール通知することができます。

収集したデータを、CSVファイルとしてダウンロードして、Excelで活用することができます。

設置手順

設置場所には、Wi-Fi環境と、家庭用電源のコンセントが必要です。
(設置場所にWi-Fi環境がない場合の対処法は こちら

IoTデバイス(本体、micro SDカード)はお客さま宛に郵送し、お客さまご自身で設置していただきます。
設置は非常に簡単です。以下の手順で進めていただきます。

  • お客さまのPCを使って、micro SDカードに、お客さまのWi-Fi環境のSSID(Wi-Fiネットワークの名前)、パスワードを書き込みます。
  • micro SDカードを、IoTデバイス本体に差し込みます。
  • データ取得対象の製造装置に、IoTデバイスを取り付けます。IoTデバイスの裏面にはマグネットがついていますので、製造装置の側面に貼り付けるだけです。
  • IoTデバイス本体を電源コンセントにつなぎます。

IoTデバイスを電源コンセントにつなぐと、IoTデバイスが起動し、Wi-Fi接続確認を行って通信可能な状態になります。

お客さまご自身での設置が困難な場合は、作業費(10000円)と、当社(兵庫県)から設置場所までの交通費実費をご負担いただければ、設置作業も承ります。

料金

本システムの使用料金は以下のとおりです(2022年6月現在。料金は今後変更する可能性があります)。

  • 初期費用:IoTデバイス(ICカードリーダー)1台あたり34000円(税込37400円)、ICカード1枚あたり900円(税込990円)
  • 月額料金:基本料金5000円(税込5500円)+IoTデバイス(ICカードリーダー)1台あたり3600円(税込3960円)

[例] IoTデバイスを3台使用する場合:初期費用34000円 * 3台 = 102000円(税込112200円)、月額料金5000円 + 3600円 * 3台 = 15800円(税込17380円)となります(ICカード代は別途必要)。
[例] IoTデバイスを10台使用する場合:初期費用34000円 * 10台 = 340000円(税込374000円)、月額料金5000円 + 3600円 * 10台 = 41000円(税込45100円)となります(ICカード代は別途必要)。

ICカードの利用枚数が増えても、月額料金は変わりません。
ICカードは、お客さまご自身が別途購入したものを使用しても構いません(使用可能なICカードの規格などにつきましては別途お知らせします)。

料金の一括払いなどにつきましてもご相談に応じますので、お問い合わせください。

注意事項

本システムは、民生用の電子部品、Wi-Fi、インターネットなどを利用したシステムですので、データが取得できなかったり、場合によっては、取得したデータが消失してしまう可能性もあります。このようなケースに対し、当社は責任を負えませんのでご了承ください。

  • ICカードをIoTデバイス(カードリーダー)に近づけたとき、離したときにそれぞれ、Webサーバにデータを送信します。正常にデータ送信できたかどうかはブザー音でお知らせします。正常にデータ送信できなかった場合は、再度カードをリーダーに近づけ、データを再送信してください。
  • 作業履歴のページから、バックアップデータ(CSV形式)をダウンロードできます。データ消失に備えて、定期的(1ヶ月に1回程度)にダウンロードすることをおすすめします。
  • 納品後1ヶ月以内にIoTデバイスが故障した場合は、無償で代替品に交換いたします。それ以降にIoTデバイスが故障した場合は、上記の初期費用(IoTデバイス代金)の半額で代替品に交換いたします。

高度なセキュリティ対策は施しておりませんので、装置の稼働状況が漏洩すると困るような場合は使えません。

万が一、改善が困難な問題が生じた場合は、本サービス自体を終了させていただく可能性もあります。

その他、本システムによって生じた不利益等に対し、当社は責任を負えませんのでご了承ください。

その他

本システムのカスタマイズにつきましても相談に応じます(内容によっては別途費用がかかります)。まずは お問い合わせ ください。

お客さまご自身で同様のシステムを構築したい場合も、お手伝いします(別途費用がかかります)。

お問い合わせは こちら までお願いします。