先日、畑の環境情報を採取するためのIoTシステムをつくりました(記事は こちら)。
ひとつの「M5Stamp Pico」に、「ENV IIユニット」、ふたつの「防水型温度センサ(DS18B20)」、「静電容量型土壌水分センサ」をつなぎ、1台で「気温」「湿度」「土中温度」「土中水分量」を採取できるようにしたものです。
また、小型のソーラーパネルとNi-MH電池を使い、電源のない場所でも常時稼働できるようにしています。
つくったデバイスを、自宅ベランダのプランターに2週間ほど設置していたのですが、特に問題なくデータ採取できることが確認できましたので、これを実際に、畑に設置することにしました。
畑で温度を測定するためには、センサへの日射を遮るために「日よけ」が必要になります。
農研機構が発行している「通い農業支援システム製作マニュアル」(こちら)に、鉢皿などを使った日よけのつくりかたが載っていましたので、そこに書かれているのと同じものをつくってみました。
使用する材料はこちらです。
製作途中の様子です。
できあがりはこんな感じです。
結構かわいらしくて、なかなかいい感じです。
早速、畑に設置します。
いちごを植えている畝を10センチほど掘り、そこに防水型温度センサと土壌水分センサを埋めます。
イレクターパイプを地面に打ち込み、そこにデバイスが入ったボックスを取り付けます。
ENV IIユニットが入っている「日よけ」は、ボックスからそのままぶら下がる形になります。
もうひとつの防水型温度センサ(気温測定用)は、結束バンドで、イレクターパイプにそのまま固定しておきます。
これでしばらく様子を見ようと思います。
なお、私がM5Stack、M5StickCの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。
ごく基本的なところから、かなり複雑なスケッチや、ネットワーク接続など、比較的高度なものまで、つまづかずに読み進めていけるような構成になっており、大変わかりやすい本です。
このサイトで書いている、M5Stackシリーズ(M5Stack、M5StickCなど)に関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。
他のM5Stackシリーズの記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。