IoTの構成要素

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IoTは、大きく分けて、「デバイス」、「ネットワーク」、「サーバ」の3つの要素から構成されます。

  • デバイス:さまざまなモノからデータを採取し、ネットワークに送る。
  • ネットワーク:デバイスから受け取ったデータを、サーバに送る。
  • サーバ:ネットワークから受け取ったデータを処理、蓄積、活用する。

デバイスは、世の中のさまざまなモノからデータを採取するために、世の中のありとあらゆるところに、大量に設置されることになります。
ネットワークは、大量のデバイスからのデータを、サーバに送信します。遠隔、広範に広がっているデータを、効率よく統合することが求められます。
サーバは、集めた大量のデータを価値に変える部分で、IoTの頭脳といえます。

これらが連携することにより、さまざまなモノが、人の介在なしにインターネットとつながり、データをやりとりすることができるようになります。

IoTの基本要素は以上のとおりですが、その他にも、さまざまな用途でIoTをうまく運用するための、いろいろな技術が活用されています。
主なものを、以下に挙げておきます。

  • エッジコンピューティング:サーバの負担を軽減するために、データ採取地点に近い場所(デバイス)に設置したコンピュータで処理を行い、必要な情報のみをサーバに送る。
  • プラットフォーム:多数のデバイスを、効率的に管理する。
  • ドローン:Webカメラを搭載してデバイスとして働いたり、無線LAN中継器を搭載してネットワークとして働いたりと、さまざまな用途での活用が期待できる。
  • ロボット:サーバからの指示を受けて、実際の作業を行う。
  • サイバーフィジカルシステム:サイバー空間と実世界をつなぎ、人の感性に訴える(タッチパネルなど)。

以降の各項では、IoTを構成する3要素「デバイス」、「ネットワーク」、「サーバ」のそれぞれについて、もう少し詳しく説明します。

 

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