M5Cameraで、作物の発芽状況を撮影し、それをタイムラプス動画にしたいと思っています。
ただ、数日間にもわたる動画をつくろうと思うと、夜間の暗い期間の対策を考えなければなりません。
以前、タイムラプス動画をつくった時は、夜間の真っ暗な画像は抜き取って、その時間帯のみスキップした動画をつくりましたが、できればずっと連続した動画にしたいし、かといって照明を終日つけっぱなしにしておくのも気が咎めます。
そんな訳で、M5Camera用の、ちょっとした照明をつくろうと思います。
タイムラプス動画をつくるためには、M5Cameraで数分毎に画像を撮影する必要がありますが、撮影するときだけ、M5Cameraにつないだ照明が光るようにします。
作り方
照明本体には、ダイソーで購入した「ショートランチャー9」を使います。
LEDを9個も使っており、なかなか明るそうです。
この照明の側面に穴をあけます。Groveケーブルの片方の端子を切断し、それを穴にとおし、電池のプラス極、マイナス極の当たる場所にはんだ付けします。
今回は、Groveケーブルの4本の信号線のうち、両端のふたつの線を使いました。これらの配線は、M5Cameraの「G13」ピンと「GND」につながります。
Groveケーブルのもう一方の端子は、M5Cameraにつなぎます。
この照明を、M5Cameraのとなりに固定するため、3Dプリンタ「ダヴィンチJr. wifi Pro」でパーツを作りました。
このように固定します。
三脚につけることができるようになります。
動作確認
照明ができあがったので、M5Cameraで画像を撮影してみました。
真っ暗な場所に、三脚に付けたM5Cameraと照明のセットを設置し、まずは30cm程度離れたものを撮影してみます。
LEDライトの明るさはこの程度です。
M5Cameraでの撮影結果は以下のとおりです。照明につかっているのは懐中電灯タイプのライトなので、明るくなっているのは一部のエリアのみですが、きれいに撮影できています。
次に、被写体を1mに離してみました。
LEDライトの明るさはこんな感じです。
撮影結果は以下のとおりです。やはり、一部のエリアしか明るくすることはできませんが、1m離れたものでも、なんとか撮影できています。
撮影エリア全体を明るくしたいので、照明の前面に、このような半透明のプレートを置いてみました。
30cm程度離したときの、LEDライトの明るさはこの程度です。
距離を1mにしたときの、LEDライトの明るさはこの程度です。
30cm離したときの撮影結果は以下のとおりです。
1m離したときの撮影結果は以下のとおりです。
プレートがない時より、画面全体が暗くなりましたが、なんとか画面の端の方でも、被写体が判別できそうです。
実際にプレートを使うかどうかは、被写体によって判断するのがよさそうです。
いずれにしろ、これを使えば、何とか夜間も画像を撮影できそうです。
これでタイムラプス動画を作ってみたいと思います。
このサイトで書いている、M5Stackシリーズ(M5Stack、M5StickCなど)に関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。
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