「Air Swimming Fish」を飛ばしてみる

知り合いの方から、以下のおもちゃをお借りしました。


「Air Swimming Fish」という名前です。
魚型のバルーンにヘリウムガスを入れてプカプカ浮かせ、それをリモートコントロールで動かすというものです。

今年の夏休みに、子供向けのプログラミングワークショップを計画していますが、その時に会場で、このバルーンがプカプカ浮かんでいたら、子供たちへのウケも良いのではないか?と思います。

そんな訳で、このバルーンを実際に組み立てて、動かしてみたいと思います。

部品

部品は以下のとおりです。
バルーン本体、バルーンの底に取り付ける受信部本体、尾びれを動かすパーツ、バルーンを操縦するコントローラーなどで構成されています。

バルーン本体を広げてみました。
全長は約130cmでした。かなり大きいです。

組み立て1

本来は、まず最初に、バルーンにヘリウムを入れてから組み立てを行うのですが、バルーンがあまりに大きいので、自宅では膨らませることができません。

そのため、まずは自宅で、バルーンを膨らませなくてもできる作業だけを行います。

最初に、受信機のレール部分(3箇所)、ヒレ(4つ)、ゴムバンドをとめるフック(4つ)に、両面テープを貼り付けます。
両面テープの切れ目がきちんと切れておらず、結構苦労しました。

次に、ゴムバンドをとめるフック(4つ)を、バルーン本体の後部(上下左右の印の付いているところ)に貼り付けます。
その上から、補強のための透明テープを貼り付けます。
こちらも、台紙から外すのが大変でした。

次に、尾びれを動かすパーツを組み立てます。
尾びれの軸を溝に入れ、プラスチック製のクリップを取り付けて固定します。

受信機本体に、単四電池を1本入れます。
コントローラーには単四電池を3本入れます。
動作確認のため、受信機本体から出ているケーブルを尾びれを動かすパーツにつなぎます。
受信機とコントローラーのスイッチをONにし、コントローラーの左右矢印を押すと、尾びれが左右に動きます。
また、上下矢印を押すと、受信機本体が、レール上を前後に動きます。
つないだケーブルは、一旦外しておきます。

組み立て2

ここから先は、バルーンを膨らませないと作業ができません。
地域にある「ゆめほたる」という環境啓発施設にバルーンを持ち込み、そこで作業させてもらうことにしました。

別途準備した、小型のヘリウムガスのタンクから、バルーンにヘリウムを入れます。


小さなシワがなくなり、結構パンパンになるまで、ヘリウムを入れます。
風船が飛んでいってしまうと面倒なので、紐でつないでおきます。

バルーンの底に、受信機のレールを貼り付けます。
説明書の不備で、貼り付け場所がきちんとは分かりませんでしたが、海外のサイトなども調べ、レールの最後尾がバルーンの「4」と記載されている場所にくるように貼り付けました。
先ほどと同様、両面テープで貼り付けた後、透明テープで補強します。

尾びれを動かすパーツを、バルーンの最後尾に押しつけ、先ほど取り付けたフックとゴムバンドで固定します。
上下左右の4箇所にゴムバンドを取り付けます。

受信機から出ているケーブルを、バルーン底部の穴に通しながらバルーン後部まで引き出し、尾びれを動かすパーツとつなぎます。
受信機がレールを前後に移動できるよう、ケーブルのたるませ具合を調整し、余分なワイヤをゴムバンドの下に押し込みます。

4つのヒレをバルーンに取り付けます。
これらも両面テープで貼り付けた後、透明テープで補強します。
これらは(多分)飾りなので、厳密な貼り付け位置の調整は不要です。

バルーンがちょうど良い高さに浮かぶように、受信機に粘土を詰め込み、重さを調整します。
入れすぎると床につき、また、少なすぎると天井に張り付いてしまったりと、調整はなかなかシビアでした。

これでできあがりです。

動作確認

早速動かしてみました。
尾びれを左右に動かすことで、魚が前に進みます。
左と右の押す時間を調整することで、左右に曲がることができます。

上下ボタンを押すと、バルーンの重心の位置が変わり、魚が上を向いたり下を向いたりします。
その状態で尾びれを動かすことで、上に向かったり、下に向かったりすることができます。

見た目にもかなりのインパクトがあり、子供たちも喜びそうです。

ただ、できればこのバルーンにセンサをつけたりして、もっといろいろなことができないか?と目論んでいたのですが、重さに対してはかなりシビアなため、改造するのは難しそうです。