M5StickCでM5StickC用PIRハットを使う

今回は、M5StickCに「M5StickC用PIRハット」をつないで、動作確認します。


「M5StickC用PIRハット」は、M5StickC専用の人感センサで、M5StickCのあたまについている8ピンの拡張ソケットに直接差し込んで使います。

ケーブルさえなく、M5StickCに差し込むだけで一体化して使えるので、非常にお気楽に、IoTデバイスを実現することができます。
(ソケットに端子を差し込むだけなので、若干不安定です。しっかり固定するために、両面テープも付属しています。)

このセンサは、パッシブ方式の焦電型赤外線センサで、検出範囲は150cm、検出角度は100°とのことです。
なお、センサが反応するまでに約2秒の遅延があります。

それでは早速、サンプルスケッチで動作確認します。

Arduino IDEで、「ファイル」>「スケッチ例」>「M5StickC」>「Hat」>「PIR」を開き、M5StickCに書き込みます。

#include <M5StickC.h>

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  M5.begin();
  M5.Lcd.setRotation(3);
  M5.Lcd.fillScreen(BLACK);
  M5.Lcd.println("PIR TEST");

  pinMode(36,INPUT_PULLUP);
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:

  M5.Lcd.setCursor(60, 20, 4);
  M5.Lcd.println(digitalRead(36));

}

M5StickCのディスプレイに、人を検知したかどうかに応じて、「0」または「1」が表示されます。

本当に簡単に(所要時間はスケッチをM5StickCに書き込む3分程度)、動作させることができました。

なお、私がM5Stack、M5StickCの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


ごく基本的なところから、かなり複雑なスケッチや、ネットワーク接続など、比較的高度なものまで、つまづかずに読み進めていけるような構成になっており、大変わかりやすい本です。


このサイトで書いている、M5Stackシリーズ(M5Stack、M5StickCなど)に関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。

他のM5Stackシリーズの記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。