マイクロビットを使ってみる 〜マイクロビットロボカーをiPhoneで操作する

先日、「マイクロビットロボカー」をつくりました(記事は こちら)。
ふたつのモーターで動く車です。マイクロビットでモーターを制御することで、前進、後進、右折、左折など、自由に動かすことができます。

今回は、この「マイクロビットロボカー」を、iPhoneで操作してみようと思います。

  • iPhoneの「micro:bit」アプリを使います。
  • 「Gamepad」の「A」「B」「C」「D」ボタンで、ロボカーを「前進」「後進」「左回転」「右回転」させます。
  • 「LEDs」で、マイクロビットのLEDに表示されているのと同じ内容を、iPhone画面にも表示させます。

最初にプログラムをつくります。

  • MakeCodeエディタにて、「高度なブロック」>「拡張機能」で「bluetooth」を選択します。
  • 「radio」と「bluetooth」は同時に使用できないというメッセージが表示されるので、「一部の拡張機能を削除してbluetoothを追加する」をクリックします。
  • 追加された「Bluetooth」>「Bluetooth LEDサービス」を「最初だけ」に追加します。
  • 「Gamepad」の操作内容を受信するには、「高度なブロック」>「制御」>「イベントが届いたとき 発生源 MES_DPAD_CONTROLLER_ID 値 MICROBIT_EVT_ANY」を使います。受信した値は「高度なブロック」>「制御」>「イベントの値」です。「A」「B」「C」「D」ボタンを押したとき、「イベントの値」は「1」「3」「5」「7」になります。

プログラム全体は以下のようになります。

つくったプログラムをマイクロビットに書き込み、ロボカーに差し込み、電源を入れておきます。

次に、iPhone側の準備をします。

  • iPhoneで「micro:bit」アプリを開きます。
  • 「Choose micro:bit」でiPhoneとマイクロビットのペアリングを行います。
  • 「Monitor and Control」を開きます。
  • 「Add」で「Gamepad」を画面に追加します。
  • 「Add」で「LEDs」を画面に追加します。
  • 「LEDs」画面左上の点々をタップし、「Monitor and set」を選択します。

いよいよ動かしてみます。

  • 「Monitor and Control」画面で「Start」をタップします。
  • 「Gamepad」の「A」「B」「C」「D」をタップすると、ロボカーが「前進」「後進」「左回転」「右回転」します。また、マイクロビットのLEDと「Monitor and Control」の「LEDs」画面に、進行方向にあわせた「矢印」が表示されます。

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。


このサイトで書いている、マイクロビットに関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。

他のマイクロビット記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。