簡易IoTシステムの開発 6

ADコンバータは8chですが、光センサーは3chしか使っていない(赤、黄、緑)ので、余ったチャンネルのひとつに可変抵抗を接続しました。この抵抗値もESPr Developerに取り込み、この値をランプのON/OFFを判定するためのしきい値として使うことにしました。
これによりしきい値を後から変更することができるようになりました。

WiFi環境を設定するために、WiFiManagerというライブラリを使っています。
WiFiManagerを使うと、デバイスがWiFiに接続できた時にはステーションモードに、接続できなかった時にはアクセスポイントモードに切り替わります。つまり、一度アクセスポイントモードに切り替わってしまうと、ユーザがWiFi設定を行うまで、デバイスは待ち状態になってしまい、その結果、データが送信されず、ユーザが気付くまで、データが採取できないことになってしまいます。
WiFiの電波が弱い場所など、WiFiネットワークが不安定な環境では、この状況が頻繁に起こり得るため、対策が必要です。
また、WiFiManagerを使って、WiFi環境のSSIDとパスワードだけではなく、サーバ情報などもユーザが後から設定できるようにしたいと思います。
WiFiManagerの機能について改めて調査を行い、これらのふたつの機能を実装しました。

ESPr DeveloperでChip-IDを取得する方法を調査しました。この情報をデバイスの識別に用いることにします。

これらの調査結果を踏まえて、試作3号機を作成しました。
これまで、IoTデバイスの回路はブレッドボードで作成していましたが、ユニバーサル基板で作り直しました。