micro:bitを使ってみる 14 〜メトロノーム

マイクロビットと可変抵抗をつなぎ、つまみの調整で、テンポを変えることができるメトロノームを作ります。


機能

一定のテンポで音を鳴らします。
拍子のあたまだけ、音の高さを変えます。拍子はボタンA、Bを押すことで、1〜8の範囲で変更できるようにします。現在の拍子を、LEDで表示します。
可変抵抗の値を読み取り、その値に応じてテンポを設定できるようにします。

材料

  • micro:bit
  • 電池ボックス(セリアの電池式モバイルバッテリー)
  • 電池(単三×2)
  • USBケーブル
  • 皿ネジ(M3x15mm)(4)
  • ナット(M3)(7)
  • プラスチック座金(内径3mm)(4)
  • ジャンパーワイヤ(3)
  • ブレッドボード
  • 可変抵抗(10kΩ)
  • ワニ口クリップ(2)
  • スピーカー(セリアのマルチメディアスピーカー)

プログラム

最初に「拍子」変数を4に設定します。ボタンAが押されたとき、拍子が1より大きければ-1します。同様に、ボタンBが押されたとき、拍子が8より小さければ+1します。拍子を設定、変更したときにはLEDに値を表示させます。
「ずっと」で、短い音を鳴らします。1回鳴らすごとに「拍」変数を1ずつ増やし、「拍」が「拍子」と同じになったら0に戻します。「拍」が0のときだけ、音の高さを変えます。
P2端子のアナログ値を読み取り、音を鳴らしたあとに、その値と同じ時間(ミリ秒)だけ一時停止します。アナログ値は0〜1023の範囲なので、最大で約1秒間、一時停止することになります。

つなぎかた

可変抵抗の3つの端子を、micro:bitの「2」、「3V」、「GND」につなぎます。
可変抵抗の中央の端子は、micro:bitの「2」につなぎます。残りの端子については、写真のようにつなぐと、つまみを右に回すほど、テンポが早くなりますが、「3V」と「GND」のつなぎ方を逆にすると、つまみを右に回すほど、テンポが遅くなってしまいます。

micro:bitの「0」、「GND」を、ワニ口クリップでスピーカーとつなぎます。

あとは、電池をUSB端子につなげばできあがりです。

結果

一定のピッチで音が鳴ります。
可変抵抗のつまみを左に回すとテンポが遅くなり、右に回すと早くなります。
Aボタンを押すと拍子が少なくなり、Bボタンを押すと多くなります。LEDに拍子が表示されます。

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。


このサイトで書いている、マイクロビットに関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。

他のマイクロビット記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。