micro:bitを使ってみる 22 〜環境センサモジュール

環境センサモジュール(BME280)をマイクロビットにつなぎ、温度、湿度、気圧の3つの環境情報を測定します。



機能

micro:bitの温度センサは、実際にはプロセッサのチップ温度を測定しており、本来は外気温を測定するためのものではありません。
今回は、「BME280搭載 温湿度・気圧センサモジュール」というものをmicro:bitにつなぎ、より正確に環境情報を測定しようと思います。

10秒間隔で、「温度」、「湿度」、「気圧」を測定し、結果をLEDで表示します。

材料

  • micro:bit
  • micro:bit用エッジコネクタピッチ変換基板
  • USBケーブル
  • 電池ボックス(セリアの電池式モバイルバッテリー)
  • 電池(単三×2)
  • BME280搭載 温湿度・気圧センサモジュール
  • ブレッドボード
  • ジャンパーワイヤ(オス-メス)(4)
  • ハードジャンパーワイヤ(2)

プログラム

「Weatherbit」という機能ブロックを使って、プログラムを作ります。

ブロックエディタで「高度なブロック」>「拡張機能」を選択します。
「weatherbit」で検索すると、Weatherbitの機能ブロックが見つかります。

これを選択すると、Weathrbitの機能ブロックが使えるようになります。BME280の温度、湿度、気圧はそれぞれtemperature(C)、humidity、pressureというブロックで測定できます。それを以下のように補正します。

  • 温度(℃) = temperature(C) / 100
  • 湿度(%) = humidity / 1024
  • 気圧(hPa) = pressure / 25600

つなぎかた

micro:bitとBME280を、以下のとおり接続します。

micro:bit BME280
GND SDO
19 SCK
20 SDI
3V CSB
GND GND
3V Vcore
Vio

micro:bitの「0」、「1」、「2」以外のピンを使用するために、「micro:bit用エッジコネクタピッチ変換基板」を使って接続します。

結果

定期的に、温度、湿度、気圧が表示されます。

無線」や「データロガー」と組み合わせると、色々と応用できそうです。

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。


このサイトで書いている、マイクロビットに関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。

他のマイクロビット記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。