マイクロビットを使ってみる 〜電子回路(モーター)

マイクロビットには、他の電子部品をつなぐための「入出力端子」があります。
ワニ口クリップやネジをつかって、マイクロビットと他の電子部品をつなぐことができます。

ここでは、さまざまな電子部品のうち「モーター」について説明します。
モーターと乾電池をつないで「回路」をつくり、モーターを回してみます。


電子工作1

ワニ口クリップで電池ボックスとモーターをつなぎ、モーターを回します。

電池ボックスについているスイッチをオンにすると、モーターが回ります。

ワニ口クリップのつなぎ方を逆にすると、モーターの回転方向も逆になります。

モーターとは

モーターは、乾電池などの「電気エネルギー」を「回転する力」に変える部品です。

モーターが回るには「磁石」が関係します。磁石には「N極」と「S極」があり、「N極とS極」は引き合い、「N極同時」「S極同士」は反発します。
また、鉄しんにコイルをまいて電気を流すと磁石になります。これを「電磁石」といいます。電磁石にも「N極」と「S極」があり、電流の向きを逆にすると「N極」と「S極」が入れかわります。

モーターは、磁石や電磁石が引き合ったり反発したりする力を利用して回ります。

電子工作2

モーターの回転方向を変えるためにワニ口クリップをつなぎなおすのはめんどうなので、スイッチで変更できるようにします。

すずメッキ線で、左の写真のような「コの字」型のパーツを4個つくります(1辺8mmぐらい)。
すずメッキ線とトグルスイッチを、右の写真のようにブレッドボードにつなぎます。

その他の部分を、以下のようにつなぎます。

スイッチを動かすと、モーターが回ったり止まったり、回転方向が逆になったりします。

マイクロビットとの接続

マイクロビットとモーターを直接つなぐことはできません。
マイクロビットでモーターの回転を制御したい場合は、「モータードライバ」という電子部品を使う必要があります。

「モータードライバ」については、別の記事で改めて説明する予定です。


なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。


このサイトで書いている、マイクロビットに関するブログ記事を、「さとやまノート」という別のブログページに、あらためて整理してまとめました。

他のマイクロビット記事にも興味のある方は「さとやまノート」をご覧ください。